人間の場合、100メートル走では単純にタイムが速い選手が勝つというイメージがありますよね。
風などの要素がありつつも、基本はどのトラックも同じコンディションで走行するので、単純に持ちタイムが速い選手が勝つ傾向にあります。
ただ、競馬の場合は単純にタイム比較することが難しいのが実情です。
タイムに左右する要素としては、馬場、天候、ペースなど多岐にわたります。
よって、どのようにして競走馬の能力を比較できるかが重要になるのです。
そこで用いられるのが、指数です。
指数とは、主に以下の特徴がある数値のことを指します。
- 違う条件下であっても一定の能力比較ができる
- 単純に数値の高い競走馬が勝つ可能性が高まる
- スピード指数が一般的で他にも様々な指数がある
この記事では、指数の持つ意味合いや指数を用いた予想を展開しているサイトを紹介します。
目次
競馬予想指数とは競走馬の能力を数値で表すもの
一般的な指数の意味としては、以下のように定義されています。
- ある数や文字の右肩に記して、それを何度掛け合わせるかを示している数字や文字で、anのnをいう
- 統計において、物価や賃金、生産高など同種のものの時間的変動を示す数値で、基準となる時点の値を100として百分比によって表すもの
競馬における指数とは、後者に近い意味を持つ数値となります。
競走馬の能力などを数値で表したもので、競馬評論家などが独自のファクターにより指数を使って予想しているのです。
指数にも様々な種類があって、競馬新聞や評論家によって指数の特色が異なります。
競馬で指数が本格的に用いられているジャンルが、スピード指数です。
スピード指数の期限となっているのが、アメリカ合衆国の競馬評論家であるアンドリュー・ベイヤー さんの考案した指数です。
アンドリュー・ベイヤー さんはハーバード大学卒業で、スピード指数の一種となるベイヤー指数 を考案しました。
1960年代後半から競馬記者として活動を始めたのですが、1970年代には競走馬の走破タイムなどをベースとしているベイヤー指数を考案したのです。
1992年から、アメリカで最大のシェアを誇っているデイリーレーシングフォームという競馬新聞にベイヤー指数が掲載されています。
ベイヤー指数は、アメリカだけでなく日本にも多大な影響を与えました。
その代表的な例としては、西田式スピード指数があります。
1992年に、西田和彦さんが競馬雑誌でスピード指数の理論と実践というコラムを連載しました。
その後、単行本である革命理論・西田式スピード指数を発売して、ベストセラーになったのです。
ベイヤー指数と同様に、走破タイムの解析をベースに構築された、確固たる理論と的中率の高さによって圧倒的な支持を受けて、日本の競馬予想界にも大きな影響を与えています。
他にも、日本では市丸博司さんのタイムフィルター指数、石川ワタルさんの石川式スピード指数などが有名です。
スピード指数は、原則として全ての馬が同じ馬場状態の同じコースを同じ負担重量で走行したとして算出するのが一般的です。
これに対して、レース距離、負担重量の高低、コース形態、馬場状態などによる数値の微調整を行います。
この微調整次第で、より高い精度の指数を算出することが可能です。
競馬予想指数を使うメリットは初心者でも容易に競走馬の能力を把握できる
競馬予想において指数を用いることで、様々なメリットを得ることができます。
代表的なメリットしては、やはり数値で能力比較できる点にあります。
競馬初心者にとって、どの競走馬が一番早いのかを把握するのはとてもむずかしいものです。
そこで、指数を用いて最も指数が高い競走馬を中心に購入すれば、的中率が格段に高まります。
また、初心者だけでなくプロの競馬予想家も指数を用いて予想しています。
単純に指数だけで購入するだけでなく、様々なファクターこそ入れていますが、根幹にあるのは指数であることに変わりありません。
他にも、指数を用いれば予想時間の短縮化が図れる点も魅力的です。
中央競馬は、一日最大36レースもありますので、全レースの馬券を購入しようとするのであれば、1レースあたりの予想時間を5分程度に抑える必要があります。
焦れば焦るほど、馬券の購入をミスしがちですので、余裕を持った予想を行えるかが重要です。
その点で、指数を用いれば予想の結論もすぐに出せるので、余裕を持って馬券を購入できすよ。
よく当たる無料競馬予想指数3選
競馬の指数を公開しているサービスは実に多数あります。
ただ、有名どころの予想家は、有料で指数を公開しているのが一般的です。
そのような中で、無料で指数を公開している良心的なサービスもあるのです。
特におすすめしたい、無料競馬予想指数について紹介します。
精度の高い指数が魅力的!温故知福馬
温故知福馬は、ExcelやAccessといった身近なツールを用いて、競馬のデータを集計して指数を算出しています。
データソースはJRA-VANのDataLabですので、信頼できるデータを用いているのが特徴です。
全体のタイムを下記に分けて、その相関で計算します。
- 前半:トータル-ラスト3ハロン(3ハロンに換算)
- 後半:ラスト3ハロン
指数は、関数(前半実績-前半基準)-(後半実績-後半基準))×10+75で算出しています。
前半基準と後半基準については、過去3年間の馬場別クラス別実績と当日の馬場差をミックスしたものになるので、より精度を高めているのが特徴です。
さらに、加重平均指数を掲載していて、従来は過去のレースの指数を表示しているだけでしたが、競走馬の平均的な指数を表示することで、レースでの指数期待値を明示することに成功しています。
シンプルで見やすい出馬表も魅力的です。
スマホでも見やすい!ポケうま
ポケうまは、スマートフォンでも見やすくカスタマイズされたサイト構成となっているのが特徴です。
競馬指数新聞がメインコンテンツで、各出走馬のスピード、体力、コンディションをベースとして、距離や会場の相性などを加味した予想を見ることができます。
また、ポケ指数が掲載されているのが特徴です。
ポケ指数とは、ジョッキー、馬体重、タイム、天候、温度といったパラメータから不要なものを削除して、オッズや人気は一切無視して、能力値のようなデータから算出するアルゴリズムで算出されています。
よって、思わぬ穴馬を見つけ出すことが得意な指数と言えます。
愛用者が多い!コンピ指数
コンピ指数は、日刊スポーツの紙面上で公開されている指数のことです。
馬の能力指数を数値化したものとなっており、最高点は90点)で数字が大きい方が有利となります。
指数算出は、競走馬の過去の実績や血統といった、日刊スポーツの競馬データベースに登録されたデータが用いられています。
これだけでなく、追い切り時の調子など取材でしか得られない情報まで入っているのです。
コンピ指数そのまま購入してもよいですし、このコンピ指数を用いた予想家も多くいるので必見です。
なお、インターネット上では極ウマプレミアムでコンピ予想を見ることができます。
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また、実際に指数を用いた予想でどれだけの回収率を得ることができるかの検証がされていたり、指数の活用方法まで多種多様です。
指数のすべてが詰まっていると言っても過言ではない競馬指数ラボは必見です。
指数を活用しよう
競馬における指数は、人気があるジャンルですのでそのまま購入しても回収率は低めとなってしまいます。
よって、どれだけ独自色を出せるかが重要です。
今回紹介したサービスなどを活用して、より回収率を高めたいですね。
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